2005年05月01日

「BIKE NEW YORK」余話

ニューヨークで、5月の最初の日曜日に開催されるイベントで「BIKE NEW YORK」というサイクリングのイベントがある。2005年は5月1日。 本日開催だ。

ロアーマンハッタンのバッテリーパークをスタートして、マンハッタンを北上し、セントラルパークを通って、ハーレムからブロンクス、 そして再びマンハッタンからクイーンズ、ブルックリン、最後はスタテン島がゴールの42マイル(約67キロ)のコースだ。 ニューヨークシティマラソンと同様、ニューヨークの5つの区を通るイベントで、タイムを競うというレースではなくて、 たのしくサイクリングと言った雰囲気のとても楽しい大会だ。 マンハッタンの広い道路いっぱいに自転車が溢れる風景は日本では考えられないようなありさまだ。

1999年にこのバイクニューヨークに参加した時の話だ。
日本からのツアーもあったのだが、例によって「団体行動が苦手」及び「費用が高い」が故に、個人エントリーをした。 ネットからエントリーをするのは簡単で、あとは航空券とホテルと・・・。おっと、バイクだ。

バイクツアーだから自転車が必要になってくる。(当たり前か)日本から持っていくような自転車はないし、 向こうで借りようとバイクニューヨークのサイトを見ると、あるある、レンタルをやってくれる自転車屋がたくさん。
(ちなみに、日本からのツアーにはもちろんレンタルも含まれている)
まずはメールアドレスのある自転車屋に借りたいとメールをしたが・・・・、なしのつぶて。
次は、別の自転車屋にFAXを送ってみたが・・・・、なしのつぶて。
この時点で国際電話でもかけて「貸してくれ〜」と予約をすればよかったが・・・。
結局、石橋を叩かない私は、向こうに行ってから自転車に行って借りればいいやと軽く考えた。
さて、ニューヨークに到着したのは金曜日。大会は日曜日。結局前日の土曜日に、ホテルの近くの自転車屋に出かけた。レンタル用はあるものの、 すでに予約で一杯。あらら〜。ちょっと甘く見たな。
しょうがないので、部屋に帰って電話帳をめくり、片っ端から自転車屋に電話した。(と気楽に書いているけど、結構これは、大変だった・・・・ 。)どこも予約でいっぱい。
こうなりゃ直談判だ。
もう一度近くの自転車屋に行って、「私は明日のBIKE NEW YORKに参加するんだけど、自転車がない。 レンタル用はどこの自転車屋も予約でいっぱいだ。これに出るために私は日本からわざわざ来たんだよ。なんとかならないのかな〜!!」 (と気楽に書いているけど、話すの大変だった。)
自転車屋の兄ちゃんは、「OK!いいのがあるよ。これ安いからこれを買えばいいじゃん。」(みたいな言い方だったと思う)と言う。
199ドルでBIANCHI(ビアンキ)の街乗り用自転車を買った。日本で言えば、19800円のお買い得ママチャリか。しかし、 私は明日これに乗ってその後どうする??
兄ちゃんは、「持ってくればまた箱に入れてあげるよ」って。

当日、BIKE NEW YORKは、ルンルンルン〜、サイクリ〜ング、サイクリ〜ング気分でもちろんゴールまで行った。 新しい自転車も快調。一応体にはあっているみたいだし、7段変速はついてるし。
ゴールのスタテン島からフェリーに乗ってマンハッタンへ。(もちろんバイクも一緒)その後はマンハッタンをまた北上して・・・ のはずだったんだけど、なんだかさすがに疲れてきて、地下鉄に乗ることに・・・。NYの地下鉄には、自転車と一緒に乗っていいのだ。しかし、 どうやって改札通る??(チケット入れてバーがくるっと開店するようになっている改札)
ちょっとすったもんだしたけれど、ほどほどに混んだ地下鉄に私とビアンキ君は乗り込んだ。すんませ〜ん。日本だったら、周りから 「混んでるのに〜」って白い目で見られそうな所だが、そんな雰囲気もなし。NYの人たちは他人には全くおかまいなしか、 あるいはとってもおせっかいだったりするという印象があるんだけど、今回は、私のすぐ後ろにいるカップルが、キスの口を休めて(?) 私に話しかけてきた。
「バイクニューヨークかい?」(実際は、そんな北海道弁では話してないけど・・・・)
「そうですよ〜。」
「どの位の距離乗ってきたんだい?」
「42マイル。バッテリーパークからぐるっとスタテン島まで」
「楽しかったかい?」
「もちろん」
・・・・まあ、何てこと無い旅人と地元人の会話なんだけど、その間中、カップルはずっとぴったりくっついていて、 話が終わってすぐさまディープキス。お疲れさまです。

ホテルに帰って翌日自転車屋へ。お兄ちゃんに箱詰めを頼んで、街をぶらぶら。夕方、引き取りに戻った時には、 しっかり大きな梱包のダンボールに収まっていた。料金無料。ありがとうお兄ちゃん。
しかし、そのダンボールはタクシーに乗せられるような大きさではない。どうしよう〜。しょうがない。 その大きなダンボールをひいこらひいこら引っ張って、1キロくらい先のホテルに帰りついた。その途中、道を歩く人々は、私の奮闘振りを見て、 ビックリして目を丸くする人、大丈夫かと声をかけてくれる人、様々だった。
私の上腕二頭筋は、しばらくは筋肉痛。バイクで走った疲れよりもこちらの方がずっと大変だった。

結局、すっごい大きな手荷物として持ち帰った自転車は今でも私の通勤の足になっている。

posted by kenji&kenjiの姫 at 21:14| ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅の小話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こうめさんこんにちは。
ビアンキが200ドルってのは、どうです?激安ですよねー、日本の感覚では。日本なら5万円では買えないのでは?まあ引きずって運ぶのは大変だったと思いますが(笑)、実に良いお買い物だったのではないでしょうか。
今年のバイクニューヨークは残念ながら雨に降られたようですね。去年も雨だったんですよね〜。今は日本人の貸し自転車屋さんがあって、ずいぶん楽になったでしょう。
Posted by まっち at 2005年05月02日 23:08
まっちさん、こんにちは。
なんちゃってビアンキです(笑)。見た目ママチャリ。でもパーツは一応シマノでフレームはクロモリ。引きずって運ぶ価値はあったかな。その後、日本に帰ってから組み立てたり、小物つけたりで結構お金がかかりました。
今年も雨でしたか。雨だとつらいよね〜。私は晴れてましたよ。日本人の貸し自転車さんの存在は本当にありがたいと思います。
そうそう、買った自転車屋の兄ちゃんには、そのあと行ったときちゃんと御礼参りしてきました。覚えていたみたい。
Posted by こうめ at 2005年05月03日 05:42
こんばんわ(NY時間-笑)。コチラでは初めまして。
昨日今日とNYを自転車で観光しました。自転車っていいですねー。Kマートで安いやつ売ってたんで次回は購入して持ち帰るのもいいかな??などと企んでます。
で、気になるのが送る料金の事。これって超過荷物の別料金払いましたか? それともこのくらいだったらフツーのスーツケース扱いにしてくれたのでしょうか?? 航空会社へ聞けってハナシですがこうめさんの時はいかがでしたか?
Posted by むさじん at 2005年05月07日 13:16
はい。手荷物で・・・。もちろん無料。
大きなスーツケースです。
私の乗った飛行機はデルタです。

乗り継ぎで、成田から千歳の便もただでした。たしかANAだったと思います。

かなりでかいダンボール箱だったのですが、大丈夫でしたよ。日本人はあまりそんな人いないですが、ものすごいでかいダンボールをいくつも持って飛行機乗り込む人がいますけど、料金払っている風な人は見たことないなあ。
Posted by こうめ at 2005年05月07日 15:14
そーですか。じゃ次回は自転車持ち帰りしてみようかなぁ…ちょうど自転車欲しいなーと思ってるところだし。
情報ありがとうございました。

NYでジョギングするなんて夢にも思いませんでした。憧れのニューヨーカーになれたようで嬉しかったです。まさかナイキのランコーナーでで買物するとは…。
Posted by むさじん at 2005年05月10日 01:08
むさじんさん。次回はぜひ!
結構いいお土産でしょ。
やっぱりNYではジョギングしなきゃ〜。
NYに前に住んでた友だちは、在住中ホームレスに助けられたという話もあります。
http://www.rakuda-j.net/tabi/essay/07.htm
ジョギング姿は、NYだとどこでも変な顔されずに済みますし。
毎週のようにセントラルパークでは気楽なレースがあるみたいだから行く旅に参加することもできると思いますよ〜。
ちなみに私のNY初レースは、バレンタイン5Kという2月のレースでした。
Posted by こうめ at 2005年05月10日 08:05
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